コロナ期1
今年はオリンピックイヤー、と思ってたのが、、もう随分と昔のことのようです。ポルトガルはヨーロッパの中でもウイルスが入ってきたのがイタリアより三ヶ月くらいおくれ、地続きの隣国はスペインのみ、という事もあって、早々とロックダウンした事が項を期したのか感染者数も死亡率も他国に比べ少ない状態を保っています。私はアーティスト・レジデンシーのスタジオが旧宮殿を数人で分割使用する場所であるため、3/13には仕事場が閉鎖されました。その週末にはワークショップなどありましたが直前で全キャンセル。のんびり屋さんが多いポルトガル人は、三月三日くらいまで「コロナなんてただの風邪」といって「ポルトガルにくるのはいつかしら〜」などと余裕でいっていたのに、ウイルスが到着したその1週間後にはガラっと対応が変わり、私の周囲の文化関係者はみんな一様に早速ソーシャル・ディスタンスを取り始め自主的に自宅待機へ。政府が緊急事態宣言をするより1週間は早かったと思います。こんな素早いこともできるんだ、ポルトガル人!写真はスタジオ閉鎖を聞き、自宅作業ができるよう慌てて基本的な私の作業道具をまとめたところ(3/14)。ちょっとした引っ越しみたいになりました。